みんなのうたといえば、日本人なら知らない人はいないというくらい私たちにとって馴染みの深い番組なのですが、正直20歳近くになる人間がこれを見ているかといえばそうでないわけで。もうほとんど忘れてしまっている存在なのです。
だけど大人になって改めて見てみると、以外に奥が深い作品が多い。懐かしいだけじゃなく、あれ?こんな作品だったっけ?と、当時では分からなかった隠されたメッセージが読み取れたりするのです。
ということで気が向いたときにみんなのうたの作品を紹介していくことにしました。いろんな映像に触れることで自分の感性を磨くという目的も少しあります。
今回紹介するのは『恋するニワトリ』。谷山 浩子さんの曲です。みんなのうたですげぇと思える作品には大まかに二つあって、一つは音楽のクオリティが半端ない場合と、もう一つが映像のクオリティが半端ない場合。今回は前者がそれに当てはまります。実はこの曲1984年に発売されたらしいんで、自分も含め記憶に残っている人はほとんどいないと思うんですけど、それでも聴く価値は十分にあると思います。
風見鶏に恋をしてしまった一羽のニワトリの話です。ニワトリはシングルマザーの暗喩であると一般的に言われているらしいですが、本当にこの物語はシングルマザーだけを表現しているのでしょうか?
やっぱどうしても手の届かない、雲の上の人間はいるわけで、そういう人を好きになってしまった場合、その人にできることと言えば貝殻を食べて風見鶏を見上げることしかできないのです。深い話です。
2 件のコメント:
小さい頃、聞いていたのを思い出しました。なつかしいです。
たしかに、シングルマザーのメタファかもしれませんね。
「ひとりでたまごをうみました」
という歌詞、それまでの流れからすると、唐突にすら感じられます。
疑問が多く浮かぶ終わり方です。
深いですね~。
> mikafoneさん
そうですよね。自分もこの「ひとりでたまごをうんだ」という歌詞がとっても唐突に感じられます。
シングルマザーだとしても、いったいなぜそのようにしたのでしょう?
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