2007/09/30

延期します。

うーん・・・1週間くらい製作期間を延期します。あんまり自分の思うような絵にならないのがつらいです。

2007/09/27

みんなのうた02 - 月のワルツ

みんなのうたは子供向け番組のはずなのに、有名な職人さんやアーティストが製作に携わるなんてことがあったりして、そのため映像のクオリティが異常に高い作品がちらほら見かけたりするのです。そこで今回はいしづか あつこさんが製作した『月のワルツ』を紹介したいと思います。

月のワルツは自分のほかにも知っている人を結構見かける作品で、みんなのうたではかなり有名な部類に入ると思います。見てみれば分かるのですが、非常に繊細で幻想的な映像となっています。

今回の映像を作ったいしづか あつこさんはデジスタで有名になったアニメーション作家で、『月のワルツ』のような、幻想的かつ不思議な映像を作ります。その他の代表作は『引力』が有名です。
自分は『引力』も気に入ってるのでついでに紹介しようと思ったんですが、Youtubeにありませんでした。残念。

ところで、今日はこれを紹介しようとWikipediaでいしづかあつこさんについて調べていたのですが、来歴の欄に気になる文章が。

2006年4月より、矢沢あい原作のアニメ『NANA』(日本テレビ系)に助監督として現在制作に携わっている。

な、なんだってー!!
まさかこんなところで活躍しているとは・・・自分アニメ見てないんで気づきませんでした。

2007/09/26

Newline Project製作中08

二週間くらいやってきた製作が一応の区切りをつけられるところまで完成しました。あとはレンダリングして吐き出されたパスを合成するだけです。とはいっても、今レンダリングしている最中ですし、実際に吐き出された絵を合成するという肝心な作業が残っているので、まだまだ油断はできません。ある程度区切りがついたといっても全然嬉しくありません。ホント全然嬉しくありません・・・

・・・うそです!ほんとはむっちゃ飛び跳ねてます。なんだかんだで今までがんばったものが一応の成果として出てくるっていうのは嬉しいです!
でも実際懸念していることが二つくらいあって、それが

  • プレビューで期待した結果と、実際の結果が意図しないところで食い違ってないか
  • 果たしてこれから自分の期待している絵にできるかどうか←一番心配

といったもの。実際に出来上がるまで不安が消えないっていうのは確かにあります。

あとやっぱ心配なのが今回実験的に初めて3D主体で映像を作ったこと。確かにそれでも上手くいくようにいろいろな文献を見て回ったり、分厚いマニュアルと格闘してはいるのですが、やっぱ初めての試みっていうのは緊張します。

現在レンダリング中。1枚の絵に1~2分かかってます。1100枚書き出すわけなので、全部書き出すまでに1日ちょいかかる計算です。その間ずっとパソコンはつけっぱになるわけで、なんという電気の無駄遣い。熱で死なないように時々うちわでパソを扇いでます。

2007/09/25

みんなのうた

みんなのうたといえば、日本人なら知らない人はいないというくらい私たちにとって馴染みの深い番組なのですが、正直20歳近くになる人間がこれを見ているかといえばそうでないわけで。もうほとんど忘れてしまっている存在なのです。

だけど大人になって改めて見てみると、以外に奥が深い作品が多い。懐かしいだけじゃなく、あれ?こんな作品だったっけ?と、当時では分からなかった隠されたメッセージが読み取れたりするのです。

ということで気が向いたときにみんなのうたの作品を紹介していくことにしました。いろんな映像に触れることで自分の感性を磨くという目的も少しあります。

今回紹介するのは『恋するニワトリ』。谷山 浩子さんの曲です。みんなのうたですげぇと思える作品には大まかに二つあって、一つは音楽のクオリティが半端ない場合と、もう一つが映像のクオリティが半端ない場合。今回は前者がそれに当てはまります。実はこの曲1984年に発売されたらしいんで、自分も含め記憶に残っている人はほとんどいないと思うんですけど、それでも聴く価値は十分にあると思います。

風見鶏に恋をしてしまった一羽のニワトリの話です。ニワトリはシングルマザーの暗喩であると一般的に言われているらしいですが、本当にこの物語はシングルマザーだけを表現しているのでしょうか?

やっぱどうしても手の届かない、雲の上の人間はいるわけで、そういう人を好きになってしまった場合、その人にできることと言えば貝殻を食べて風見鶏を見上げることしかできないのです。深い話です。

2007/09/24

Newline Project製作中07


夜も遅くにこんにちは。今日も地道に製作してます。
3Dの世界ではキャラクタに演技をさせる際、3Dで作ったキャラクタにボーンという骨組みを組み込んで、その骨組みを変形させることによってキャラクタを動かすという手法をとります。映画でいえばロードオブなんとかもレニーのなんたらレストランも、ゲームでいえばスマッシュなんとかもファイナルファンたらーもみんな同じ手法で動かしてます。左側に移っているカップル(そういう設定です笑)がボーンです。
この骨組みを動かす作業をひたすら行ってキャラクタのアニメーションを完成させるわけですが、地道です。つねにへその下あたりにある重心を意識して、脳内でひたすら人間の動きをイメージしながら1コマ1コマ動かしていきます。1秒間につき30コマですから、6秒間つけるだけでも180コマ。結構な労力です。
プロのつけるモーションはとても自然で、まるで生物がそこにいるかのような動きをつけることができるのですが、素人の自分はたくさん時間をかけてもやはり不自然になってしまいます。
人間の動きってほんと合理的です。これを普段何も意識しないでやっちゃう脳みそって、やっぱりすっごい高性能なんだなぁと思います。すげぇ。

2007/09/22

まったく笑えない話

ときにはまじめな話題でも書こうかと思います。いまさら感はありますけれど、けっこうこれを読んでくれているやさしい人は結構関係があるのではないでしょうか?

博士が100人いるむら

だいがくという巣をとびたつことりたち(はくし)がどういったおしごとにつくのでしょうか?
きっと、あたまがいい人たちなので、りっぱなお仕事をして、みんなにそんけいされて、いっぱいおきゅうりょうをもらってるにちがいありません。
にほんのかがくをささえるりっぱなはしらですからー

なんということでしょう。流石にオチは部分は誇張された感が強い(「博士が100人いるむら」のオチはマジなのか? を参照)ですけど、それでも現在の博士をとりまいている環境がいかに苛酷なものであるか如実に物語ってます。
クローズアップ現代でも博士の就職難について報道されたようですし、よっぽど深刻なんでしょうね。立場が立場なだけにまったく笑えません。

Newline Project製作中06



最近作るのに少々キてた感じでしたので、この二日間息抜きで小旅行したり遊んだりしてました。やっと製作に取り掛かれます。

ついにこのプロジェクトも製作状況2/3まで進んできました。退屈面白かったセット作りもようやく終わりが見えてきました。うれしい。

今回はソファとローテーブルを作成していました。レンダリングはImage Based Lightingでてきとーに。ソファーのふわふわした感じを出そうとがんばってみました。

2007/09/20

もくもくと製作中・・・?

最初このブログはかなりまじめなものにしようと思ってたんですけど、徐々にそういう気分じゃなくなってきました :)

以下深夜での心の叫び↓
うおぉおお~!!不毛だ~!!!!!不毛すぎる~!!!!
何が不毛かって言うと、今自分は3Dソフトを使ってモーショングラフィックスに使うためのセットちこちこ作ってるわけです。ハリボテみたいなもんです。これを作って3D上のカメラで撮影することで、映画で使われているようなリアルな映像とかイラスト作れるわけなんです。
だけどこれ基本すべて手作業なんで、実生活でハリボテ作る時間よりは短くなりますが、短くなってもやっぱり4、5時間くらいはかかるのです。悔しいけどボタン一発ピコーン!というわけにはいかないのです。だからけっこう時間かかる。しかも少しずつすぎて目標とおい。ゲームの背景とか小道具作っている職場の人間とか絶対発狂してます。たぶん。

聖書で神様は7日で世界作ったっていうけれど、凄すぎですよ。自分が7日で何作れるかっていうと、ちゃっちいログハウスと町並みくらいしか作れません。神様能力高すぎ。うらやましい。

2007/09/18

Newline Project製作中05



今日は町並みを途中まで製作していました。疲れました。
こういうの製作してると分かるんですが、最近の3Dの映画ってホント人海戦術って感じですね。あれほどのクォリティを出すためには、とても一人では何十年かかっても無理だということがすごくよく分かります。

会議の何が問題なのか?

偶然いい記事を見つけました。ITmedia社の『会議の何が問題なのか?』という記事なんですが、だらだらと続く会議のどこが悪いのか、そしてそれを直すにはどうすれば良いのか、具体例を交えながら分かりやすく説明されています。面白く読ませてもらったので、ちょっと引用してみます。

 長い会議に嫌気がさしたことはないでしょうか。

 問題は会議が長いことだけではなかったはずです。明らかに非効率な会議が、不条理に長く続いていることにイライラしたのではないでしょうか。

 そもそも「何のためにメンバーが集まったのか」が共有されていないまま会議が始まる。いざ議論が始まると、そもそも何についての議論しているのか誰も分からなくなってしまう。それでも会議が続けられ、予定時間を大幅に過ぎたところで結論があいまいなまま会議が打ち切られる。会議中に決まったToDo(やるべきこと)もいつの間にか忘れられ、次の会議でまた同じToDoが発行される。最終的には、会議がなぜうまくいかないのかを話し合う会議すら開かれるようになり、会議ばかりでプロジェクトが一向に進まない……。

 程度の差こそあれ、このような悲惨な会議が、実際に多くの組織で繰り返されているのが現状です。


ホントにそのとおりです。実際に自分もそのような現場に何度か居合わせたことがあります。しかしなぜそのような事態が生じるのでしょうか。筆者は以下のように分析しています。

実際に多くの会議に見られる一般的な問題を整理してみましょう。

  • 会議が迷走する

 議論をしているうちに、そもそも議題が何であるのかが分からなくなり、やがて関係のない議題が絡まって、自分の話したいことを勝手に話し始めてしまいます。

  • 会議が決まらない

 結論があいまいで参加者の間でコンセンサスができていないために、次回の会議でまた同じ議題が取り上げられたり、認識の齟齬をめぐるトラブルが生じたりします。

  • 会議で決まったことが実行されない

 誰が誰にどのようなToDoを振ったのか、その期限がいつなのか、ということが明確にされないために、ToDoが実行されないままになり、次回の会議で同じようなToDoが再び発行されることになります。

  • 会議が長い

 会議が迷走したり、結論がなかなか出なかったりで、会議は予定時間を大幅に超えてしまいます。集中力がなくなるので、ますます会議の生産性が落ちてしまいます。

 実際の会議では、これら4つの特徴がスパイラル的に悪循環をなし、悪い会議を生み出してしまいます。

その後に記事ではどうすればこの問題が解決するのか、詳しく解説が入ります。面白いので暇があったら少し読んでみてはいかがでしょうか。

2007/09/17

Newline Project製作中04


ただ何も考えず製作中。今回は少し時間がなかったのでビルの製作だけで終わってしまいました。余裕があったらもう少し細部を詰めたいと思います。
建物関係はまだもう少し使うんで、続々製作していきます。

とりあえず適当に


Newline Projectの気分転換に作ったぶたさん置いておきます。参考にしたモデルは言わずもがな。

後姿。

2007/09/15

まったり。


最近真面目な記事が多くなってきたんで、ときにはまったりできるサイトを紹介してみたいと思います。

Forests Forever (Forest Galleryをクリック)

Flashで作られているサイトなんですけど、プロの写真家が撮った高画質な森の写真がスライドショーで見ることができます。森の壮大さと静けさを感じ、とても心落ち着きます。
自分は疲れたとき、たまにこのサイトを見てまったりと過ごしてます。

Newline Project製作中03

今日もただ黙々と製作しておりました。といっても今日は小道具を製作したり、カメラアニメーションを変更したりなどの細かいことしかしてなかったんで地味だったんですけど・・・以下製作メモ。
アンビエントオクルージョンをそのままマテリアルシェーダーに接続した場合、どうやら上図のようにアルファ情報もアンビエントオクルージョンが適用されてしまうらしい。このままでは合成すると暗色の部分が透けてしまうので、なんとかしてマテリアルのアルファチャンネルを白にしなければならない。
いい案が思いつかなかったので、ピックチャンネルノードを使用してRGBチャンネルを3つに分け、アルファ部分を除いてすべて再結合するという力技で対処。うまくはいったがホントにこれでいいのか?という感じ。もうすこしいい解決案がありそうなんだけど・・・

追記(9/17)
そもそもアンビエントオクルージョンシェーダー自体、後で合成する際に乗算してアクセントを加えるためのシェーダーであるわけで、アルファ情報が出力されるのは当然なんですね。

2007/09/14

Adobe学生版の値段が凄すぎる。

最近気づいたのですけど、AdobeってもうCS3発売していたのですね~・・・
そこで値段を調べてみたところ、なんと

  • After Effects Professional
  • Premiere Pro
  • Photoshop
  • Flash
  • Illustrator
  • Soundbooth
  • Encore
  • OnLocation
  • Ultra

の9製品がついているAdobe Creative Suite3 Production Premiumの値段が学生版だと98,000円。

驚きでした・・・なんでこんな安いのかと。普通に買うとPhotoshop CSだけで10万するのに。たった10万でプロの現場と大差ない環境が手に入るわけです。普通に個別で買うと60万。製品版でも26万なのに・・・凄い時代になったものです。

Newline Project 製作中02


もくもくと製作中。今日はログハウスを製作してみました。慣れていないためかなり時間がかかり、オブジェクト数107,ポリゴン数約5000のモデルに2、3時間かかってしまいました。


質感はアンビエントオクルージョンを使用して適当に。あとで調整します。

2007/09/13

Mr.Gorman's Reel

Mr.Gorman氏が製作したReelがとてもクールだったので紹介します。

Mr.GORMAN>REEL 2007 (真ん中のReel 2007をクリック)

ちなみにReelってのは映像会社が作ったいままでの作品を一つにまとめたもので、要は「俺らはこんなに凄い技術を使ってクールな作品を作ってるんだぞ!」って自慢するための映像です。

Newline Project 製作中


あまり製作できる時間がなかったのですが、やっと取れることができました。

今回の製作ではラインアニメーションシーンの構築とパーティクルの設定を主に行いました。徐々にですが冒頭のシーンは完成されてきたようです。以下製作メモ。


パーティクルを発生させる際、いきなりパーティクルが飛び出してくると見栄え的にアレなのでサイズのキーフレームを1frame:0,20frame:5と打ち、アニメーションオプションを時系列に設定。本来ならばパーティクルが徐々に大きくなりながら出現するけれども、今回は何故かいきなりパーティクルが出現してしまう。あれこれ試行錯誤しても何故か上手くいかなくて、しばらく悩んでいたがふとそういや今回はオフセットを1→180に変更していたなと気づく。半信半疑でキーフレームを180frame:0,200frame:5に変更。再生してみたら見事期待通りの動きをしてくれた。
そもそも今回の問題は自分がパーティクルのアニメーションを中途半端に理解していたために起こったようなので、時系列の概念についてもう少し深く学んでいきたい。

2007/09/07

Newline Project作業開始。

Newline Project製作開始。AEで平面素材を作成し、XSIで組み合わせる作業を繰り返し行ってました。試しにモーションを組んでみて再生したのですが、結構思い通りの気持ちいいモーションになってくれたので嬉しいです。
それにしてもXSIでのアニメーション機能は使いやすい。ドープシートとアニメーションエディタを使ってみたのですが、痒いところに手が届くような感覚です。XSIがアニメーション関連に強いと言われている理由がわかった気がします。
完成度としてはまだまだですが、表現したい絵が明確になってきました。

2007/09/06

製作したときに感じたこと。

以前MGを作った際に反省したところは、やはり最終的に書き出すムービーの解像度を十分理解したうえで製作すべきだという点です。
たとえば最終的に書き出すテープがDV(720x480px)であった場合、ネット上で主流となっている320x240pxに比べて4倍もの情報量を詰め込む必要があるのに、320x240pxのノリでDVの映像を作ってしまっては情報量の低下から、のっぺりとした、物足りない映像が最終的に出力されてしまうこととなります。
それを防ぐには単純に情報量を4倍に増やすことが一番の解決策ですが、そうしますと当然制作期間も4倍長くなってしまいます。作りたい理想の映像と制作期間との折り合いをいかにしてつけるか、そこが問題です。

プロジェクト開始。

とりあえず構想を実体化するためにプロジェクト"Newline Project"を立ち上げることにしました。現在大まかにですが作品と製作の流れは構想してあります。
  1. 30秒くらいの短い映像。
  2. ツールは主にXSIを使用。AEは素材を製作するだけとする。
  3. 9月中に製作終了予定。
  4. メッセージはあまりつぎ込まない。あまり詳しくない人でも見ていて楽しい映像を目標に。
  5. BGMは未定だが、Creative Commonsライセンスの曲を使用する(著作権問題のクリア)

主な課題となっていくのは2。丈は短いにしろ慣れないXSIを使用するため、9月中に現在構想している映像が完成されるのかという問題。素材も順次製作しなければならない。ちょっと予定的には厳しいのかも。

2007/09/04

構想中2

モデル1人を使ったものの他に今日パッと映像の案が思いつきました!
なんとか映像化してみたいです。この案だったら数十秒あたりで終わるし、ある程度のメッセージも加えられるかも。

2007/09/03

構想中

現在構想中なのがモデル一人を使ったモーショングラフィックス。理由としては高価なブルーバックスタジオが使えないため、どうしても合成は静止画にならざるを得ないから。
ある程度のストーリーというか、起承転結を持たせた映像を作ってみたいです。大体のイメージは頭の中でできてるんですけど、それをいかにして作るか、作業はAfterEffects上で完結できるのか、XSIも使用するとなると現在の技術力で質の高いものを製作できるのか…などなど、考えるとキリがありません。
とりあえず数十秒のシーンを仮に製作してみてから、様子を見たほうがいいのかも。

はじめに。

とりあえず大学にも入ったことですし、心機一転して映像を作っていきたいと思います。
内容は主に映像についての製作日記。飽きないようにがんばっていきます。