新感覚オークション「ヤスオク」の仕組み - いぬビーム内容は上の記事を読んでみれば分かるとして、なかなか上手い商売を考えつくものだなぁと思います。きな臭いとか、実際にやってみたいかどうかは別として。
http://d.hatena.ne.jp/kusigahama/20090713/1247446523
とりあえず何も読まずに開いて、どういうサイトなのか考えてみてください。
さて、記事では胴元にとても有利なギャンブルとあります。それじゃあどれくらい有利なギャンブルであるのか、ちょっと確かめてみることにします。
まず、初めのオークション開始価格をS0、市場価格(この場合ですとamazonの価格ですね)をSm、入札単位金額をα、入札回数をn、入札手数料をpと定義すると、主催側の儲けは以下のように定式化できます。

Slastはオークションでの最終価格です。
逆に主催側の損失はSmだけです。これより、主催側の儲けと損失の和がちょうど0になるような入札回数n~は以下のような方程式を解けば算出できます。

これよりn~が求まったので、主催者が損しない最低限のラインである入札金額S~は以下のように求まります。

今回の場合ですとα=15、p=75、S0=0であるので、S~は

以上より、大体市場価格の17%くらいの価格を越えれば主催側は特をするわけです。言い換えれば83%オフの値段より落札価格が越えれば元がとれると。
このシステムの秀逸なところは、人間の価値関数を上手く利用している点にあります。プロスペクト理論によると、人間は損をすることを極端に嫌がります。そして殆どの場合、そのまま損失を認める選択肢を選ぶよりは、多少のリスクを背負ってでも損失を回避しようとする選択肢を選ぶわけです。今回の場合ですと15円損失して入札するというリスクを背負うわけですね。
それじゃあどうやって主催者を打ち負かせればいいのかというと実は簡単で、裏で話し合って誰も争うことなく次々と落札すればいいんです。いわゆる談合です。
ざっと利用規約を見た感じですと談合しないでくださいとは書いてありませんし、誰かやってくれないでしょうか(笑)
追記
typo ×ヤスログ ○ヤスオク
他、表記をより適切なものに修正致しました。



5 コメント:
入札と落札が逆だと思います。
うーん…それは
「15円損失して落札」
の箇所だけでしょうか?あまり適切に文意を読み取ることができませんでした。
すいません。次の箇所です。
裏で話し合って誰も争うことなく次々と入札すればいい
15円で次々と落札すればいい、ということだと思ったのですが。
あーなるほど。そちらのほうがより適切であると思います。修正しておきますね。
ご指摘ありがとうございます。
入札費用は1回75円ですよ。
コメントを投稿