久しぶりに映像関係の話題をば。
映像、特にPV関係が好きな方ならば、ミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry)という名前を知っていると思います。フランスの映像作家で、世界的に有名なプロモーション・ビデオを多数発表している方ですね。
プロモーション・ビデオっていうのは大体尺が3〜4分と短いため、必然的に独創的なアイデアとか技術力をふんだんに生かした映像を作らなければなりません。それでなんですけど、このプロモーション・ビデオというのは以下の4つのカテゴリに分けることができると個人的には思っています。
- 作り方も分かるし、アイデアも容易に思いつきそうなやつ
- アイデアはなんとかなりそうだが、作り方がどうしてもわからないやつ
- 作り方は容易だが、逆立ちして考えても思いつきもしないやつ
- 作り方も、発想も全く思いつきすらしないやつ
大体のPV(特に日本のPV)はこの1のカテゴリに当てはまる場合が多いんですが、ミシェル・ゴンドリーの作品のほとんどすべては3か4に当てはまります。常軌を逸しすぎている。たぶん自分は薬でもキメないかぎり一生かかっても思いつきすらしない気がします。
今回はそんな不思議PVを製作しているミシェル・ゴンドリー作品の紹介です。
まずこれ。すごいPVを挙げろと言われれば秒速でこのPVが挙げられるほど有名。これに至ってはどうやって作っているのかまず分からないし、撮影も相当大変そうです。CGとアイデアの見事な融合ですね。
おなじみケミカル・ブラザーズ。ミシェル・ゴンドリーが何者か分からなくてもこのPVは知っているという人はかなり多いはず。新幹線の車窓を見ると毎回このPVを思い出します。
1999年だから10年前のはずなんですけど、現在でも十分通用するほどスタイリッシュなPV。こいつ本当に薬キメてるんじゃないかと疑いたくなるようなキ○ガイ作品です(褒め言葉)
上の3つは超がつくほど有名なので、まだ見ていない方は見ても損はしないと思います。以下は個人的に好きなミシェル・ゴンドリー作品です。といっても基本的にミシェル・ゴンドリーは外れがないので、何見ても面白いです。いやホントに。
技術的にはそこまで大変そうではないですが、まず思いつかないです。シンプソンズのアニメでパロディされたほど有名な作品。
CG技術がなくてもアイデアがあれば十分面白い作品は作れるという好例。1997年の作品です。
きがくるっとる。一体これを作成するのにどれくらいの時間がかかってるんでしょうか…
(実際はCGも利用しているらしいですけれど)
3 件のコメント:
Michel Gondryの映像を探していて、
このブログにたどり着きました。見たことのないのもあり、楽しかったです。ありがとうございました。映像製作もぜひ、がんばってください。
ありがとうございます。
現在は直接的には映像製作に携わっていないのですが、
将来的にはそういった方々の表現の幅を広げるよう、研究していきたいと思います。
これも広義の意味での映像製作になると良いのですが。
ミシェル・ゴンドリーを探している間にたどり着きました。
あるプロジェクトでそういった手法を取り入れられればと思っていますので、もし良ければご連絡させて頂けると幸いです。
a.hagiwaraアットo-n-inc.com
どうぞ、よろしくお願い致します。
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